重点解説 ベクトル・テンソル
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重点解説 ベクトル・テンソル
物理的実在を求めて
森川雅博 著
2010年11月25日 初版発行
物理的実在
時間空間の各点 に物理的な量 を付随させる写像 が存在するとする。
それらの測定の結果得られる数値は、写像 によって座標値 に、写像 によって値 に具現できる。
この写像 は「場」と呼ばれ、物理的な対象物を記述する基本的な構造である。
固定する座標系 を変更すれば見え方 も連動して変わってしまう。
視点の変更 によって、場の見え方も変換 を受ける。
から への関係が系統的であれば、その系統性を保証する要因が場 周辺に存在するはずである。
このようにして、背後にある場 を物理的実体として捉えることができる。